☆ 抗アレルギー薬花粉症とわかっている人・毎年決まって症状が出る人などに、症状がまだ出ていない
☆ 抗ヒスタミン薬
時期から予防的に使います。
かゆみの原因物質(ヒスタミン)の発生を抑えます。
飲み始めてから大体2〜3週間ほどで効果が出てきます。
しかし効果が出るまでに個人差がありますし、また症状が出てから飲んでも効き目は
ほとんど期待できません。
一部の薬には抗ヒスタミン作用もあります。
このお薬は長期間(花粉の発生前から花粉の時期が終わるまで)飲み続ける必要が
あります。
花粉症のお薬を飲むと眠くなるので お薬を飲みたくないという人は多いのですが、
このタイプはあまり眠気を催しません。
花粉症対策としては効果的なお薬です。
使い方としては、・・・花粉のシーズンが始まる3〜4週間前から飲み始め、押さえ切れ
ない症状が出たときは点眼薬・点鼻薬もあわせて使うと良いでしょう。
一旦かゆみなどの症状が収まったからといってお薬を飲むのを中断すると効果が
なくなります。
シーズンが終わるまで続けて飲むことが大切です。
なお、妊婦は抗アレルギー薬、ステロイド薬ともに使用は避けた方がいいでしょう。花粉症の症状が出てしまった時、すばやく症状を抑えるために使います。
☆ 抗ヒスタミン薬+ステロイド配合薬
すでに発生してしまったかゆみの原因物質(ヒスタミン)の反応をブロックして症状を
抑えます。
このタイプのお薬は即効性があり、飲んで20〜30分(個人差あり)で効果が出てきます。
但し眠気や全身のだるさ、喉の乾きなどの副作用もあり使い方に注意が必要です。
運転する人・危険な作業を行う人・神経を集中する必要のあるときなどには使えません。
また、緑内障や前立腺肥大の人にも使えません。
ただし、新しいタイプの抗ヒスタミン薬(第2世代抗ヒスタミン薬)は 眠気などの
副作用も少なく、抗アレルギー薬と同じように予防的にも使われています。すでに激しい症状がでており 我慢出来ない時 一時的に抑えるために使います。
我慢出来ない症状でもよく効きます。
『ステロイド』も医師の処方のもと 用法用量を守って上手に使えば、とてもすばらしい
効果がありますが、長期的に使うと副作用のでる事もあります。
医師の診察と検査を定期的に受けながら注意して使う必要があります。
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